東洋医学では、心身の異常を病気と言います。病気は「気」を「病む」ことで「気」の流れや「正気」を失い「邪気」が強くなる意味があります。西洋医学には本来「病気」という言葉は無く「疾病」といいます。西洋医学には「気」が存在しませんので存在しない物を病むことはできませんので病気と言わず疾病といいます。
しかも、東洋医学と西洋医学の治療方法には大きな相違があります。東洋医学ではどんな病気も体全体が原因で発症すると考えますので病気(疾患)の部分の対処療法のみではなく体全体を治療します。
これに対して西洋医学では疾患に対する所謂、対処療法のみです。
それでも、最近10年前くらいから「臨床推論」の言葉を聞くようになりました。臨床推論は、エビデンスを待たずに仮説を立てて検査を行う考え方ですが、東洋医学的と見ることも出来ます。
しかし、東洋医学は未だ立証されていない治療方法を用いる場合がありますが西洋医学ではエビデンスを重要視しますので科学的に立証されていない治路方法は取りません。
従て、エビデンスに基づく東洋医学が有れば良い思うのですが我が国の東洋医学は占いや迷信に近い場合もあります。中国は社会主義ですから東洋医学のエビデンスを求めて研究を進めています。東洋医学は中国に後れをとっていると思われます。
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